2016年9月30日金曜日

神奈川県神社庁横浜三支部合同抜穗祭

去る9月29日、青葉区田奈に設けられている「神奈川県神社庁横浜三支部連合神饌田」で抜穗(ぬいほ)祭が行われ、宮司と権禰宜一名で参列させて戴きました。

 
 日本人にとってお米は単なる食べ物ではありません。永い時の流れを超えて受け継がれて来た様々な価値観の根底には稲作があり、農耕儀礼としての「まつり」は日本人の精神文化の源泉そのものです。

 
本日刈り取られた稲穂は、来月半ば「初穂曳き」と云う行事によって伊勢の神宮に献納されるほか、市内各神社が11月に斎行する新嘗(にいなめ)祭のお供えとなります。

本牧神社では、今年、本殿傍の「お馬の茅場」の一角に小さな仮設の「斎田」を設け、春に支部神饌田よりお分け戴いた苗から稲を育てて来ました。こちらの斎田でも数株の稲穂が頭を垂れており、来る10月1日の月次祭後に抜穗祭を執行して刈り取り、支部神饌田より本日持ち帰った稲穂とともに新嘗祭のお供えを調える予定です。

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