2015年4月14日火曜日

宮司就任奉告祭執行


去る4月11日本牧神社に於きまして、當麻洋一新宮司の就任奉告祭が厳粛に執り行われました。
この日朝から降り続いていた雨も昼頃には止み、境内には「清めの雨」の後の清々しい空気が流れておりました。


定刻、号鼓の太鼓とともに宮司以下祭員が殿内へ参進。総代・各町祭礼委員が参列する中、宮司自ら祝詞を奏上し、本牧神社の大神様、氏子の皆様にご縁を戴き、これから共に力を合わせて、清き明き心尽くして奉務に勤しむことを改めて大前に奉告致しました。

 
祭典の結びに際して宮司よりご挨拶を申し上げた後、責任役員宮崎邦雄総代の乾杯の音頭と共に、宮司、神職、氏子の皆様が神社を核として、より一層絆を深められるよう願いを込めて固めの神酒拝戴が執り行われました。


 宮司挨拶
「当神社の祭祀が、極めて困難な状況下でも途絶えることなく奉護され、氏子地域と共存共栄の実を挙げられるに至ったことは、申すまでもなくこの本牧に住み継がれる氏子の皆様が、三度の食事の米に事欠くような時代にも当社を崇敬・奉賛し続けて下さったからであり、また、その思いに代々の神職が応え、氏子と困難を共にしながら祭祀の厳修に務めて来たからであろうと考えます。(中略)私たちは、生を享けた祖国と愛する郷土の「歴史」に対して、誠に重い責任を負っています。その責務を全うするべく、氏子の皆様と神職とがまさに「車の両輪」となって、この由緒あるお社と、神社を核として形成されている素晴らしい地域社会の一体感を守り育て、そして未来へと継承して参りたく存じます。」
 


今年は本牧神社の例祭「お馬流し」が450回目の節目に当たります。450回途絶えることなく続いた神事はこの本牧の地域のみならず、横浜の誇りと言っても過言ではありません。

氏子の皆様と神職とが車の両輪となって地域社会の一体感を守り育て継承していく。このような意思を胸に抱き、當麻宮司のもと、これからより一層本牧神社が氏子崇敬者の皆様にとっての心の拠り所となれるよう努めて行きたいと思っております。

 

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