2017年6月11日日曜日

本牧和田神輿修理竣工清祓

梅雨入りするやいきなり真夏日となった昨日は、宮元・本牧和田の町神輿の修理竣功清祓が行われました。
戦後70年余の歴史の中で、本牧十二天から接収時代の仮遷座を経て現在の本牧和田へと鎮座地が変遷した本牧神社は、門前町である「宮元」もまた移り変わりがありました。接収解除後の新たな街づくりにより成立した現在の本牧和田は、言わば「新しい宮元」として神社とともにこの四半世紀を歩んで来ました。



  平成5年の遷座祭から二年後、新しいコミュニティの一体感の醸成を目指して建立された町神輿。年毎の大祭には雄々しい神輿振りで、老いも若きも心一つに祭りを盛り上げて来ました。
この度、本牧和田祭礼委員会さんでは、年月を経て傷んだ屋根や台輪、漆塗りや飾り金具の全面的な修理を行い、本日無事に竣功に至りました。


  本牧神社でも戦前までは宮神輿の巡幸がありましたが、戦災と接収で途絶。それに代わるかのように「お馬流し」における「お馬さま」が本牧全町を巡幸するようになりました。更にこれを補完するが如く、各町単位の町神輿の町内渡御、浜方・陸方それぞれの連合渡御などが賑々しく行われています。



神社と地域の長い歴史を鑑みれば、今日の新しい境内地・新しい宮元町の歴史はまだ始まったばかり。修理竣功成った町神輿に息づく、清新な宮元氏子の心意気に神社としても大いなる期待を寄せています。

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