2015年3月2日月曜日

横濱アーカイブス13「本牧神社の歴史」開催(於:本牧地区センター)









3月1日(日)本牧地区センターに於いて、本牧サロン横濱アーカイブス13「本牧神社の歴史」が開催されました。

今回で13回目となるこのサロンは、本牧という地域の歴史、習慣、文化などをテーマに毎回有識者の話を聞きながら、皆様で本牧という街を再発見しようというプログラムです。

今回は本牧神社職員の鶴岡和彦権禰宜が、本牧神社と室町時代より継承されてきた神事「お馬流し」について、「お馬流し」神事が地元の氏子の方々に厳粛に守られ、今もなお本牧の誇りとして支えられている様子を、資料映像をもとに説明しました。

後半は「本牧・黒船・鳥取藩」と題して、幕末の本牧の様子と、黒船来航時に本牧海岸の警固を任された鳥取藩の動向を、ケーブルテレビ放映の資料映像を観ながら、当時の一連の流れを解説しました。さらに開港後の本牧の人たちと外国人との交流、戦後、米軍による接収と当時の地域住民の様子を、地元住民である鶴岡権禰宜の体験や周辺の人たちの体験談の中からお話し、参加された方々は話の一つ一つを熱心に聞いておられました。

去る、2月5日に本牧神社の故地である本牧十二天(本牧神社跡地)に「本牧十二天緑地」が開園されました。売却される寸前であったこの土地(国有地)の保存には、地元本牧第四地区南部連合町内会を中心に、中区連合町内会長連絡協議会の方々の絶大なるご支援の下、横浜市のご理解を得て工事が進められ、とても素晴らしい公園として整備されました。
今回の講演会も然りですが、こういった地域の皆様のお志により、本牧の歴史・文化に触れる機会が増えています。

今年は「お馬流し」第450回目の節目の年となります。450年間脈々と受け継がれてきた御神事は今や本牧の代名詞でと言えるでしょう。
こういったイベントは地域の歴史・文化を再確認する、とても良い機会になっていると思います。

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